ブログ|京都 下鴨 洛北の出版社「自費出版の北斗書房」

2017年10月28日

洛中徒然 その8:京都と『忠臣蔵』

知れているものを数える泉岳寺(柳多留)

12月14日は赤穂義士の討ち入りの日にあたります。
300年以上過ぎた現在でもなお、歌舞伎や年末ドラマの定番です。

山科区にある大石神社では、毎年この日に「義士まつり」が行われます。
この神社は、赤穂浪士を崇拝していた浪曲師の吉田奈良丸らにより創建され、大石内蔵助を祭神に置いていることでも有名です。
主君、浅野内匠頭の無念を晴らすために、大石内蔵助は赤穂を出て京都山科に居を構え、およそ1年半の間、討ち入りのため策を練りました。

この他にも、浪士達と密会したお寺や仇討ちの成就を願った神社など、京都には赤穂義士ゆかりの地が数多く残されています。

冒頭の掲句は、お江戸見物のおのぼりさんが、討ち入りで有名な高輪・泉岳寺で、四十七士の墓をわざわざ「ひとつ、ふたつ」と数えている滑稽さを詠んだものです。

ちなみに、京都では肉のこま切れにしたものを「忠臣蔵」と呼びました。
「小間切れ」と「切り込み(討ち入り)」を掛けた言葉遊びのひとつでしょうか。

今年の師走も歌舞伎が上演されますが、その機会に忠臣蔵ゆかりの地を巡ってみられてはいかがでしょうか。
  
参考文献/
「新撰京都名所図会」   竹村俊則  駿々堂 
「師走の京都」      田中緑紅  緑紅叢書

 

【忠臣蔵マップ】

①瑞光院 浅野家の菩提寺で、境内に内匠頭の墓や四十六士の遺髪塔などがあります。
②大石神社 祭神は大石内蔵助、昭和10年に浪曲師の吉田奈良丸らにより創建されました。
③岩屋寺 大石内蔵助の隠棲地で、内蔵助や四十七士縁の寺宝が数多く残されています。
④本妙寺 赤穂藩商人の綿屋善右衛門が赤穂義士の合祀石碑を建立し「義士の寺」と呼ばれています。
⑤西方寺 四十七士の小野寺十内の墓があります。妻の丹は墓碑建立後、絶食し命を絶ったそうです。
⑥法住寺 大石内蔵助が仇討の成功祈願をしたと伝えられ、四十七士の像が祀られています。
⑦一力亭 仮名手本忠臣蔵で大石内蔵助が通っていたお茶屋として登場します。

 

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