ブログ|京都 下鴨 洛北の出版社「自費出版の北斗書房」

新・洛中徒然 ― 京のひな祭り

ひな祭りの起源は古く、3世紀頃の中国の「曲水の宴」にまでさかのぼります。
これが日本に伝わり、日本古来の神事や宮中行事を取り入れたのが日本の五節句です。
ひな祭りも五節句の一つで、奈良時代から始まったといわれています。

下鴨神社では、3月3日に流し雛の行事が行われます。
十二単のおひなさま・お内裏様などの和紙人形を藁で編んだ桟俵(さんだわら)に乗せて御手洗川に流し、子どもの無病息災を祈願します。
平安時代から続く行事で、京都の風物詩として春の訪れを告げます。

ひな祭りといえば「あかりを点けましょ ぼんぼりに~」で始まる歌が有名です。
ひな人形の売り場でもよく流れており、耳にされた方も多いことでしょう。
このひな祭りの歌、同じ題材で異なる歌詞の歌が三曲あることをご存知でしょうか。

1.あかりを点けましょ ぼんぼりに お花を上げましょ 桃の花
  (「うれしいひなまつり」作詞・サトウハチロー)

2.赤い毛氈 しきつめて お内裏さまは 上のだん
  (「ひなまつり」作詞・林柳波)

3.おぎょうぎ正しい だいりさま 赤いはかまの 官女たち
  (「ひなまつり」文部省唱歌)

同じ題材で異なる歌詞の歌がこれだけあるのも珍しいですね。

ご紹介した下鴨神社の他にも、京都の寺社では様々なひな祭りがとり行われます。
上賀茂神社では、五節句の重要な行事の一つとして、神前に桃の花やこぶしの花、よもぎ餅などの神饌(しんせん)をそなえ、無病息災を祈る「桃花神事(とうかしんじ) 」が行われます。

人形寺で知られる宝鏡寺は、尼門跡寺院だけあって、代々の皇女が慈しんできた人形たちが緋毛氈の上に飾られて、愛らしい姿を見せています。

一風変わったひな祭りは、六条河原町の市比賣神社でしょうか。
本来の神事も行われますが、人が扮する人雛、五人囃子の雅楽、それにあわせた三人官女の舞などにより、雅やかな公家社会が再現されます。

春の訪れを感じながら、こんな京都の雛祭りを楽しんでみられてはいかがでしょうか。

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