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著者が昭和37年に「かをり歌会」に入会して歌を始めてから、ちょうど50年の節目を迎えた記念に、これまで詠んできた歌を一冊の歌集にまとめられました。
農耕の歌、家族への愛の歌、草花に心を通わせた自然詠、そしてふる里を思い詠んだ歌など、50年の悲喜交交が詰まった「歌の自分史」です。
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(本文より抜粋)
山茶花の咲きそめにける土手ぎわの小さき流で大根洗ふ
車窓より越前平野広ごりて雪の白山はるか陽に映ゆ
孫娘五才となりてひとかどに小学生の兄の世話なす
ゆったりと天女の如き白雲を仰げば恋し古里の空
きはだちて秋を色どるコスモスの柿色咲くあり珍しと見つ
歌集発刊を祝して昭和その(一)昭和三十七年 − 昭和四十八年昭和その(二)昭和四十九年 − 昭和六十三年平成になりて 平成元年−平成十五年精華にて 平成十五年 − 平成二十三年あとがき謝辞
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