ブログ|京都 下鴨 洛北の出版社「自費出版の北斗書房」

2017年10月

洛中徒然 その8:京都と『忠臣蔵』

知れているものを数える泉岳寺(柳多留)

12月14日は赤穂義士の討ち入りの日にあたります。
300年以上過ぎた現在でもなお、歌舞伎や年末ドラマの定番です。

山科区にある大石神社では、毎年この日に「義士まつり」が行われます。
この神社は、赤穂浪士を崇拝していた浪曲師の吉田奈良丸らにより創建され、大石内蔵助を祭神に置いていることでも有名です。
主君、浅野内匠頭の無念を晴らすために、大石内蔵助は赤穂を出て京都山科に居を構え、およそ1年半の間、討ち入りのため策を練りました。

この他にも、浪士達と密会したお寺や仇討ちの成就を願った神社など、京都には赤穂義士ゆかりの地が数多く残されています。

冒頭の掲句は、お江戸見物のおのぼりさんが、討ち入りで有名な高輪・泉岳寺で、四十七士の墓をわざわざ「ひとつ、ふたつ」と数えている滑稽さを詠んだものです。

ちなみに、京都では肉のこま切れにしたものを「忠臣蔵」と呼びました。
「小間切れ」と「切り込み(討ち入り)」を掛けた言葉遊びのひとつでしょうか。

今年の師走も歌舞伎が上演されますが、その機会に忠臣蔵ゆかりの地を巡ってみられてはいかがでしょうか。
  
参考文献/
「新撰京都名所図会」   竹村俊則  駿々堂 
「師走の京都」      田中緑紅  緑紅叢書

 

【忠臣蔵マップ】

①瑞光院 浅野家の菩提寺で、境内に内匠頭の墓や四十六士の遺髪塔などがあります。
②大石神社 祭神は大石内蔵助、昭和10年に浪曲師の吉田奈良丸らにより創建されました。
③岩屋寺 大石内蔵助の隠棲地で、内蔵助や四十七士縁の寺宝が数多く残されています。
④本妙寺 赤穂藩商人の綿屋善右衛門が赤穂義士の合祀石碑を建立し「義士の寺」と呼ばれています。
⑤西方寺 四十七士の小野寺十内の墓があります。妻の丹は墓碑建立後、絶食し命を絶ったそうです。
⑥法住寺 大石内蔵助が仇討の成功祈願をしたと伝えられ、四十七士の像が祀られています。
⑦一力亭 仮名手本忠臣蔵で大石内蔵助が通っていたお茶屋として登場します。

 

11月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

①  11月2日(木)/画集・写真集

②  11月11日(土)/句歌集・エッセイ

③  11月24日(金)/画集・写真集

④  11月25日(土)/句歌集・エッセイ

お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。

電話 075-791-6125


 

11月度自費出版相談会のお知らせ

11月度の自費出版相談会を次のとおり開催します。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日  時(開催日ごとにジャンルが異なります)

①  11月2日(木)/画集・写真集

②  11月11日(土)/句歌集・エッセイ 

③  11月24日(水)/画集・写真集 

④  11月25日(土)/句歌集・エッセイ

 ※9:00~18:00

会  場

北斗書房

(株式会社 北斗プリント社内)

※周辺地図および交通アクセスの詳細は、こちらをご覧ください。

お問い合わせ

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当社の特徴

60年の歴史 印刷会社が運営する「本づくり」の専門会社です

1975年頃の当社

自らの想いをカタチにしたい―

北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。

印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。

これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。

大学の学術書論文集や研究報告書の制作で培った組版技術によりは、お客様の自費出版作品を、読みやすく、また見た目にも美しく仕上げます。

株式会社 北斗プリント社では、編集・印刷・製本など本を作るために必要な設備をほぼ揃えており、当社で刊行した自費出版作品のほとんどを自社内で制作しております。

株式会社 北斗プリント社の工場見学サイトは、こちらをご覧ください。

株式会社 北斗プリント社 工場見学(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、原則として書店販売を行わない「私家版」を取り扱っております。販売目的の大量印刷をあえて行なわず、お客様が本当に必要とされる部数をお作りします。そのため、出版社と比較してより手ごろな費用で本をつくることができます。

北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。

専門の「自費出版アドバイザー」が対応いたします

北斗書房の担当者は「自費出版アドバイザー」を取得しており、原稿作成から装丁まで、丁寧なご提案をさせていただきます。

※「自費出版アドバイザー」とは、良質な自費出版物制作を提供する「専門家」として、NPO法人自費出版ネットワークが認定する資格です。

NPO法人日本自費出版ネットワーク(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、直接お会いして打ち合わせを行っております。

社内にはこれまでお作りした作品も多数展示しておりますので、ご来社くださったお客様には作例をご覧いただくことができます。

実際に完成品をご覧いただくことで、作品に対するイメージがより具体的になり、装丁やレイアウトの打ち合わせがスムーズに進みます。

お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。

また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。

幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。

自費出版のある風景:小説 ― 物語を綴る楽しさ

 

自費出版といえば、自分史や体験記を思い浮かべる方も多いと思いますが、小説を自費出版で刊行されるケースも案外あるものです。
 
何より、明治の文豪達が活躍した時代においても、自分の作品を自費で出版することはよく行われていたのですから、歴史ある由緒正しい自費出版ともいえます。
 
自分の心で創り上げた世界で、自分の考えたキャラクターが活躍する。
そこにある楽しさやワクワク感は、格別のものがあることでしょう。
その世界は自分の人生に無かったものを想像したものでしょうか。
それとも、実体験のいくばくかをそこに投影したものでしょうか。
 
西大路病院院長の比企様の場合は、後者でした。
活字が好き、書くことも好きな比企様は「名刺代わりに」と自作小説の自費出版に踏み切られました。
その作品は『メイ アイ チェンジ』
病院を舞台に、そこで働く医師や看護師達が活躍します。
緊迫した医療現場と、ファンタジー的な要素が組み合わさって、医療系エンターテイメントに仕上がっています。
 

メイ アイ チェンジ

比企 一晃 著

978-4-89467-331-1

A5判 196ページ 1,500円+税

 
劇中の出来事は、比企様自身の実体験がモデルになっています。
とはいえ、ありのままではドキュメンタリーになってしまうので、あえてファンタジー的な要素を加えたそうです。
 
完成後は色々な方にプレゼントされていましたが、ある方のアドバイスで大垣書店に置かせてもらったところ、およそ半年の間に40冊も売れたそうです。
想像以上の反響に「多くの人に読んでもらえて嬉しい」とのことでした。
そして、今月には第2作目『メイ アイ チェンジIF3』が刊行されました。

メイ アイ チェンジ IF3

比企 一晃 著

978-4-89467-344-1

A5判 218ページ 1,500円+税

これも実体験に基づいていますが、今度は比企様が研修医時代に体験したことがベースになっているそうです。
併せて、1作目『メイ アイ チェンジ』も増刷されました。
メイアイシリーズの2冊が店先に並ぶ日も近いかもしれません。
 
現在、3作目の刊行に向け鋭意執筆中との事、次回作が楽しみです。
 
10月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

①  10月5日(木)/画集・写真集 終了しました

②  10月14日(土)/句歌集・エッセイ 終了しました

③  10月18日(水)/画集・写真集 終了しました

④  10月28日(土)/句歌集・エッセイ

お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。

電話 075-791-6125

 

「第二回文学フリマ京都」に出展します。

 

「文学フリマ」は既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず〈文学〉を発表できる「場」を提供すること、作り手や読者が直接コミュニケートできる「場」をつくることを目的としたイベントです。その意味するところは、〈文学〉を閉鎖的な営為の中から解き放つことであり、すべての人に〈文学〉の担い手となってもらうことでもあります。

―文学フリマサイト内「文学フリマの理念と目的」より   

より多くの方に作品をご覧いただき、自費出版文化に光を当てるお役に立てればと考え、北斗書房は、来年1月に開催される「第二回文学フリマ京都」に出展する運びとなりました。当日は、弊社より刊行した作品のなかから選りすぐって出品します。
出展は400ブースを予定されており、小説、ドキュメンタリー、詩歌、漫画など、ジャンルは多岐にわたります。
普段は書店に並ばない本ばかりですので、思いがけず面白い本に巡り合えるかもしれません。
この機会に新しい本との出会いを求めて、足を運んでみられてはいかがでしょうか。

第二回文学フリマ京都

開 催 日/ 2018年1月21日(日)

開催時間/11:00~16:00予定

会  場/京都市勧業館(みやこめっせ)1F 第二展示場C・D

第二回文学フリマのサイトはこちらから

文学フリマ公式サイトはこちらから

 

10月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

①  10月5日(木)/画集・写真 終了しました

②  10月14日(土)/句歌集・エッセイ 終了しました

③  10月18日(水)/画集・写真集

④  10月28日(土)/句歌集・エッセイ

お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。

電話 075-791-6125

自費出版のある風景:エッセイ集 ― つれづれなるままに

エッセイ集というジャンルの本があります。
日々生活をするなかで見たり感じたりしたことを、自由な形で文章にまとめたものです。
心の中に浮かぶあれこれを文章にする、思うことを自由に書く…
エッセイを書く楽しさはそんなところにあると思います。
その意味では、古典として有名な「徒然草」や「枕草子」もエッセイといえるでしょう。 

「エッセイ集を作りたいのですが…」と田中様が北斗書房を訪ねてこられたのは、新緑鮮やかな5月の末でした。
ご夫婦で湯豆腐屋さんを営むかたわら、新聞の読者欄に投稿するのが日課になりました。
7年前にお店を畳まれてからもこの日課は続き、気が付けば掲載記事はクリアファイル2冊にもなりました。
当初は、このまま保管しようとお考えでしたが「やっぱり自分の生きた証をカタチにしたい」と、弊社にお問い合わせをいただきました。 

記事1本を1ページに収め、掲載誌毎に時系列に並べ直して、80ページ余りの冊子にまとまりました。
ご主人やお孫さんの手による挿し絵が花を添える、心温まる1冊になりました。
きっとご家族みんなでご覧になって、昔話に花が咲いたことでしょう。

手ぬぐい坊主
田中典子エッセイ集

978-4-89467-338-0

A5判 84ページ 非売品

このように、新たに原稿を書き起こさなくてもエッセイ集をつくることはできます。
新聞投稿に限らず、例えばSNSに書き溜めた文章でつくることもできます。

いちど身の回りを振り返ってみてはいかがでしょうか。
思いもかけないところに、エッセイ集の素材が見つかるかもしれませんよ。

10月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
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日時:

①  10月5日(木)/画集・写真集 終了しました

②  10月14日(土)/句歌集・エッセイ

③  10月18日(水)/画集・写真集

④  10月28日(土)/句歌集・エッセイ

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