自費出版のジャンルに「遺稿集」と呼ばれるものがあります。
故人の生前の文章や日記、あるいは作品(詩歌、写真、絵画など)をまとめたものです。
遺稿集をおつくりになる理由には色々ありますが、故人を偲ぶ供養として、あるいは子供や孫に故人をより知ってもらいたいという想いから遺稿集の自費出版を考えられる方が多いようです。
先日、新聞記者であったご主人の遺稿集をつくられた牛尾様も、ご病気で早くに亡くなられたご主人のことをお子さんやお孫さんに伝えたいという想いから、遺稿集の自費出版をお考えになられました。
新聞記者時代に執筆された大量の記事の中から選りすぐって55編、当時の懐かしい写真や記者時代に愛用された遺品、お子様に宛てた絵葉書や写真などを掲載して、1冊の本にまとめられました。
「墓前にお供えするとともに、子供や孫たちにもぜひ読んでもらい、亡き父の新聞記者としての仕事から何かを感じ取ってもらいたい」とおっしゃっておられたのが印象的でした。
ある「新聞記者」の足跡 978-4-89467-332-8 A5判 136ページ 非売品 |
親しい人が亡くなる悲しみはとても深いものですが、時間が経つと徐々に悲しみは和らぐとともに、生前の記憶も薄らいできます。
忘却は人間に備わったとても優れた能力ですが、それでも大切な人との思い出はいつまでも忘れずにいたい、これもまた、残された人の率直な思いでしょう。
故人の足跡を記した遺稿集は、大切な人の分身のように残された人に寄り添います。
常に一緒にいるような感覚で、いつまでも故人を偲ぶことができます。
以前は遺稿集といえば、作家や著名人がつくるものという印象が強く、一般の方にはハードルが高く感じられたようですが、印刷機の進歩によって少部数でも安価で高品質に仕上げられるようになりました。
また完成した遺稿集から、故人の新たな一面を発見できるかもしれません。
本人の手による「自分史」もまた、家族に向けたメッセージという意味では似たところがありますが、遺稿集にはまた異なった趣があります。
そこには、故人から家族に向けられた愛、家族から個人に向けた愛、その両方が作品に込められているからではないでしょうか。
だからこそ遺稿集には、暖かくも切ない思いが感じられます。
その意味でも、遺稿集は自費出版でつくることがふさわしいジャンルといえるでしょう。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 10月5日(木)/画集・写真集
② 10月14日(土)/句歌集・エッセイ
③ 10月18日(水)/画集・写真集
④ 10月28日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。
10月度の自費出版相談会を次のとおり開催します。
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(株式会社 北斗プリント社内)
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自らの想いをカタチにしたい―
北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。
印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。
これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。
大学の学術書論文集や研究報告書の制作で培った組版技術によりは、お客様の自費出版作品を、読みやすく、また見た目にも美しく仕上げます。
株式会社 北斗プリント社では、編集・印刷・製本など本を作るために必要な設備をほぼ揃えており、当社で刊行した自費出版作品のほとんどを自社内で制作しております。
株式会社 北斗プリント社の工場見学サイトは、こちらをご覧ください。
株式会社 北斗プリント社 工場見学(別ウィンドウで開きます)
北斗書房では、原則として書店販売を行わない「私家版」を取り扱っております。販売目的の大量印刷をあえて行なわず、お客様が本当に必要とされる部数をお作りします。そのため、出版社と比較してより手ごろな費用で本をつくることができます。
北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。
北斗書房の担当者は「自費出版アドバイザー」を取得しており、原稿作成から装丁まで、丁寧なご提案をさせていただきます。
※「自費出版アドバイザー」とは、良質な自費出版物制作を提供する「専門家」として、NPO法人自費出版ネットワークが認定する資格です。
NPO法人日本自費出版ネットワーク(別ウィンドウで開きます)
北斗書房では、直接お会いして打ち合わせを行っております。
社内にはこれまでお作りした作品も多数展示しておりますので、ご来社くださったお客様には作例をご覧いただくことができます。
実際に完成品をご覧いただくことで、作品に対するイメージがより具体的になり、装丁やレイアウトの打ち合わせがスムーズに進みます。
お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。
また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。
幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。
子供や孫に向けて、自身の半生を振りかえり1冊の本にまとめる。
いわゆる「自分史」は、自費出版のなかでも最も多いジャンルになります。
弊社でお受けする自費出版でも、自分史のご相談を受けることが多いです。
自分史というからには、ご本人が原稿をまとめられるケースがほとんどですが、最近ではご両親へのプレゼントとして、お子様主導で編集されることも増えてきました。
その場合は、古稀や喜寿、あるいは金婚式など、節目のお祝いでプレゼントされます。
弊社でも、お父様に自分史をプレゼントされた方がおられました。
もちろん、本人に確認しないと書けないことはたくさんあるので、原稿まとめる過程で、親子で話をする機会を何度も持つことになります。
おそらく、予想以上に長く語り合う時間を持たれたことでしょう。
人生観や仕事観、家族への想いなど、様々な話をするなかで親子の絆がより深まります。
こうして完成した自分史は、世界でただ1冊の家族のためだけにつくられた本として、お祝いの席でお披露目されることとなります。
読んでみると、本づくりのために親子で語り合ったあれこれが思い出されます。
完成した自分史もそうですが、完成に至るプロセスも家族にとって大切な思い出となることでしょう。
「今まで聞いたこともない若い頃の出来事や想いを知って、父親に対するイメージが変わった。これからも父親と話す時間を大切にしようと思う」と嬉しそうに話されていたのが印象的でした。
このような自分史の場合、読み手を家族と想定していることから、必要な冊数は10~30冊位のなることが多いです。
弊社では高性能のオンデマンド機(業務用プリンター)を設備として導入しておりますので、少部数の印刷にも対応しております。
もちろん、どのように原稿をまとめるのか、企画段階からご相談に乗りますので、まずはお気軽にご相談ください。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集 終了しました
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ 終了しました
③ 9月20日(水)/画集・写真集 終了しました
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。
自費出版の作品には、著者それぞれの「想い」が込められています。
―戦中戦後の苦しかった半生
―新しい家族が出来た喜び
―仕事や趣味に注いだ情熱
―日々の小さな発見の積み重ね
―思いがけず得た貴重な経験
そんな想いを「売るための本」とはちょっと違った視点で作るのが自費出版です。
売るための本である前に、自分自身の想いをひとつのカタチに仕上げる。
そこに自費出版の難しさも楽しさもあるように思います。
自費出版といえば真っ先に思い浮かべるのは「自分史」ではないでしょうか。
しかし自費出版の世界は、想像以上にバラエティーに富んでいます。
これまでに当社から発刊された作品のジャンルは、代表的なものだけでも、
自分史、家族史、研究書、画集、写真集、紀行文、体験記、レシピ本 等々…
もちろん、ここに書ききれなかったジャンルはもっとたくさんあります。
そのバラエティの多様さにあらためて驚かされます。
そんな自費出版作品一冊一冊にはそれぞれの物語があります。
著者がどのように作品と向き合い、完成させたのか。
本を作ったことにより、その後どのような反響があったのか。
今後、そんな「著書がある人生」を、当ブログでご紹介したいと思います。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集 終了しました
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ 終了しました
③ 9月20日(水)/画集・写真集
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。
以前当ブログでISBNコードの概略と表記ルールのお話をさせていただきました。
ISBNは「International Standard Book Number(国際標準図書番号)」の略で、それぞれの本を認識するために記載される世界共通のコードです。
日本では1981年からISBNを運営する国際団体に加盟し、出版物へのISBNの記載を推進しています。
その後2007年に表示方法が改められ、現在では13桁の数字でその本固有の番号を示しています。このことによって、どこの国のどの出版社で制作された、何というタイトルの本なのか分かる仕組みになっています。
つまりこの番号さえ分かれば本の特定が可能となり、書店などでの取り寄せやインターネットでの検索なども容易になります。
ISBNコードは、上の写真のように奥付の欄外に入れるのが一般的です(写真は当社出版「愛しの太秦」)。
ISBNの歴史
1965年イギリスのトリニティ・カレッジ(ダブリン大学)のゴードン・フォスター(英語版)により開発された「SBN (Standard Book Number)」と呼ばれる書籍特定コードが原型です。
その後、国際規格ISBNのアルゴリズムが考案され、1970年に国際標準化機構 (ISO) でISO 2108として規格化されました。
日本では、1981年にISBNに関する国際的な枠組みに加盟し、1988年にJIS X 0305として日本工業規格に定められました。
日本国内のISBNコードは、日本図書コード管理センターが管理しています。
ISSNコード:雑誌を識別するためのコード
ISBNによく似たものとしては「ISSN(Information and documentation – International standard serial number)」があります。
これは逐次刊行物(雑誌)のシリーズごとに付与される国際標準逐次刊行物番号で、ISO 3297:1998として規格化されており、日本でも日本工業規格JIS X 0306:1999に定められています。
ISSNは 定期刊行物や新聞、年間出版物、学会の雑誌といった逐次刊行物を識別するために用いられます。
書籍JANコード:本の販売・流通のためのコード
書店で販売されている本は、裏表紙にバーコードが記されています。
店頭で実際にご覧になったことがあると思います。
これは、JANコードと呼ばれる商品識別コードで、POSシステムや在庫管理、受発注システムなどで価格や商品名を検索するために用いられています。
JANコードは、ISBNにその本のカテゴリーを表すCコードと本体価格(税別)で構成され、本の定められた位置に表示されます。
商業出版の場合は、売上管理などに使用するためこのJANコードは必須となります。
市場に流通しない自費出版でも、例えば書店に委託販売をお考えの際には、JANコードを付けておいた方が書店の販売管理がしやすくなるため、委託を受け付けてもらいやすくなります。
ISBNコードとは異なり、JANコードは裏表紙の所定の位置に入れることが定められています(写真は当社出版「愛しの太秦」)。
ISBNコードを取得するメリット
北斗書房では、自費出版であってもISBNコードを付けることをお奨めしています。
それは、ISBNコードには「本の戸籍」という意味もあるからです。
ISBNコードを付けることにより、その本は正式に日本で発行されたものとして登録され、国会図書館に保存されます。
言い換えれば、自分の作品がその本が日本国内で発行された本であることを公的に証明されることになるのです。
このことは、その本にとって大きな意味を持つと私共は考えています。
ISBNコードは、書店流通をしない自費出版や、ごく親しい方に配る30冊だけの私家版であっても取得できます。
北斗書房では、自社で制作した自費出版作品には、無償でこの「ISBNコード」をお付けしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集 終了しました
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ ※本日開催!
③ 9月20日(水)/画集・写真集
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
携帯電話やスマートフォンの普及によって、写真を撮ることが随分と身近になりました。
データは場所を取りませんので、スマートフォンやパソコンに撮影したデータが大量に保存されているという方も少なくないでしょう。
今回は、そんな「これまで撮りためた作品をまとめて写真集に仕上げてみよう」とお考えの方に向けた、写真集制作のコツみたいなものです。
【写真集の色々】
ひと口に写真集といっても、色々なパターンがあります。
とにかく写真を見せたいのであれば、1や2のパターンになりますし、写真と一緒に文章も読ませたいのでしたら3になります。
特に3は「画文帳」などと呼ばれることもあります。
巷では大手出版社が様々な写真集を出版していますが、必ずしもそれがドンピシャリのお手本になるとは限りません。
自分自身が、誰に見せたくて、何を伝えたいのか、この2点を抑えて見せたいパターンを選ばれることをお奨めします。
ここが明確になると、撮りためた作品からどの写真を掲載するかという絞り込みもしやすくなります。
【写真集の大きさについて】
自分史などの読み物と比べますと、写真集はA4判などの大きいサイズで作られることが一般的です。
一方ページ数はやや控えめに、60ページ位に抑えます。
これは費用面のこともありますが、どちらかというと見やすさに配慮するためです。
写真集に用いる紙は通常の書籍より厚く重い紙を用いますので、あまりページ数が多すぎると本が重くなります。
手に取ってみてもらうことを考えると、手頃な厚さ(重さ)も大切です。
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④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
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