ブログ|京都 下鴨 洛北の出版社「自費出版の北斗書房」

2016年2月20日

段落の役割

文章を書く際に、どの位「段落」が意識されているでしょうか。
「段落」の分け方ひとつで、著書の意図の伝わり方が大きく変わります。
今回は段落の分け方を確認してみましょう。

段落はテーマごとに分けられたものです。
だから、ひとつの段落にテーマはひとつだけというのが大原則です。
複数のテーマがある場合は、そのテーマごとに段落を分けます。
例えばテーマが3つあれば、段落も3つになります。

もしひとつの段落で複数のテーマが述べられていると、文章にまとまりが無くなり読み手の混乱を招きます。

またひとつの段落の長さも、読みやすさや伝わりやすさを左右します。
全く段落分けされていない文章は大変読みづらいものです。
逆に、あまり細かく段落分けし過ぎるとリズム感を損ないますので、これもまた読みづらいものになります。

目安としては、200文字程度をひとつの段落にまとめると読みやすく、見た目のバランスも良いと言われています。
前回のブログにならい1文を30~40文字とすると、5~6文でひとつの段落になります。
あくまでこれは目安ですので、伝えたい内容によってはもっと長い段落になる場合もありますが、それはそれで問題ありません。

自身が書いた文章の段落分けが適切か、簡単にチェックする方法をご紹介します。
それは「段落ごとに見出しを付けてみる」ことです。
1段落1テーマが守られていれば、スムーズに見出しが決まるでしょう。
なかなか見出しが決まらない、または付けた見出しに違和感がある場合は、複数のテーマが含まれている可能性があります。
簡単に出来るチェック方法ですので、ぜひお試しください。

北斗書房では、原稿の推敲からお受けしております。
ご相談は無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。