自費出版の作品には、著者それぞれの「想い」が込められています。
―戦中戦後の苦しかった半生
―新しい家族が出来た喜び
―仕事や趣味に注いだ情熱
―日々の小さな発見の積み重ね
―思いがけず得た貴重な経験
そんな想いを「売るための本」とはちょっと違った視点で作るのが自費出版です。
売るための本である前に、自分自身の想いをひとつのカタチに仕上げる。
そこに自費出版の難しさも楽しさもあるように思います。
自費出版といえば真っ先に思い浮かべるのは「自分史」ではないでしょうか。
しかし自費出版の世界は、想像以上にバラエティーに富んでいます。
これまでに当社から発刊された作品のジャンルは、代表的なものだけでも、
自分史、家族史、研究書、画集、写真集、紀行文、体験記、レシピ本 等々…
もちろん、ここに書ききれなかったジャンルはもっとたくさんあります。
そのバラエティの多様さにあらためて驚かされます。
そんな自費出版作品一冊一冊にはそれぞれの物語があります。
著者がどのように作品と向き合い、完成させたのか。
本を作ったことにより、その後どのような反響があったのか。
今後、そんな「著書がある人生」を、当ブログでご紹介したいと思います。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集 終了しました
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ 終了しました
③ 9月20日(水)/画集・写真集
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはお電話にてお申し込みください。
以前当ブログでISBNコードの概略と表記ルールのお話をさせていただきました。
ISBNは「International Standard Book Number(国際標準図書番号)」の略で、それぞれの本を認識するために記載される世界共通のコードです。
日本では1981年からISBNを運営する国際団体に加盟し、出版物へのISBNの記載を推進しています。
その後2007年に表示方法が改められ、現在では13桁の数字でその本固有の番号を示しています。このことによって、どこの国のどの出版社で制作された、何というタイトルの本なのか分かる仕組みになっています。
つまりこの番号さえ分かれば本の特定が可能となり、書店などでの取り寄せやインターネットでの検索なども容易になります。
ISBNコードは、上の写真のように奥付の欄外に入れるのが一般的です(写真は当社出版「愛しの太秦」)。
ISBNの歴史
1965年イギリスのトリニティ・カレッジ(ダブリン大学)のゴードン・フォスター(英語版)により開発された「SBN (Standard Book Number)」と呼ばれる書籍特定コードが原型です。
その後、国際規格ISBNのアルゴリズムが考案され、1970年に国際標準化機構 (ISO) でISO 2108として規格化されました。
日本では、1981年にISBNに関する国際的な枠組みに加盟し、1988年にJIS X 0305として日本工業規格に定められました。
日本国内のISBNコードは、日本図書コード管理センターが管理しています。
ISSNコード:雑誌を識別するためのコード
ISBNによく似たものとしては「ISSN(Information and documentation – International standard serial number)」があります。
これは逐次刊行物(雑誌)のシリーズごとに付与される国際標準逐次刊行物番号で、ISO 3297:1998として規格化されており、日本でも日本工業規格JIS X 0306:1999に定められています。
ISSNは 定期刊行物や新聞、年間出版物、学会の雑誌といった逐次刊行物を識別するために用いられます。
書籍JANコード:本の販売・流通のためのコード
書店で販売されている本は、裏表紙にバーコードが記されています。
店頭で実際にご覧になったことがあると思います。
これは、JANコードと呼ばれる商品識別コードで、POSシステムや在庫管理、受発注システムなどで価格や商品名を検索するために用いられています。
JANコードは、ISBNにその本のカテゴリーを表すCコードと本体価格(税別)で構成され、本の定められた位置に表示されます。
商業出版の場合は、売上管理などに使用するためこのJANコードは必須となります。
市場に流通しない自費出版でも、例えば書店に委託販売をお考えの際には、JANコードを付けておいた方が書店の販売管理がしやすくなるため、委託を受け付けてもらいやすくなります。
ISBNコードとは異なり、JANコードは裏表紙の所定の位置に入れることが定められています(写真は当社出版「愛しの太秦」)。
ISBNコードを取得するメリット
北斗書房では、自費出版であってもISBNコードを付けることをお奨めしています。
それは、ISBNコードには「本の戸籍」という意味もあるからです。
ISBNコードを付けることにより、その本は正式に日本で発行されたものとして登録され、国会図書館に保存されます。
言い換えれば、自分の作品がその本が日本国内で発行された本であることを公的に証明されることになるのです。
このことは、その本にとって大きな意味を持つと私共は考えています。
ISBNコードは、書店流通をしない自費出版や、ごく親しい方に配る30冊だけの私家版であっても取得できます。
北斗書房では、自社で制作した自費出版作品には、無償でこの「ISBNコード」をお付けしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集 終了しました
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ ※本日開催!
③ 9月20日(水)/画集・写真集
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
携帯電話やスマートフォンの普及によって、写真を撮ることが随分と身近になりました。
データは場所を取りませんので、スマートフォンやパソコンに撮影したデータが大量に保存されているという方も少なくないでしょう。
今回は、そんな「これまで撮りためた作品をまとめて写真集に仕上げてみよう」とお考えの方に向けた、写真集制作のコツみたいなものです。
【写真集の色々】
ひと口に写真集といっても、色々なパターンがあります。
とにかく写真を見せたいのであれば、1や2のパターンになりますし、写真と一緒に文章も読ませたいのでしたら3になります。
特に3は「画文帳」などと呼ばれることもあります。
巷では大手出版社が様々な写真集を出版していますが、必ずしもそれがドンピシャリのお手本になるとは限りません。
自分自身が、誰に見せたくて、何を伝えたいのか、この2点を抑えて見せたいパターンを選ばれることをお奨めします。
ここが明確になると、撮りためた作品からどの写真を掲載するかという絞り込みもしやすくなります。
【写真集の大きさについて】
自分史などの読み物と比べますと、写真集はA4判などの大きいサイズで作られることが一般的です。
一方ページ数はやや控えめに、60ページ位に抑えます。
これは費用面のこともありますが、どちらかというと見やすさに配慮するためです。
写真集に用いる紙は通常の書籍より厚く重い紙を用いますので、あまりページ数が多すぎると本が重くなります。
手に取ってみてもらうことを考えると、手頃な厚さ(重さ)も大切です。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 9月1日(金)/画集・写真集
② 9月9日(土)/句歌集・エッセイ
③ 9月20日(水)/画集・写真集
④ 9月30日(土)/句歌集・エッセイ
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
9月度の自費出版相談会を次のとおり開催します。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
(株式会社 北斗プリント社内)
※周辺地図および交通アクセスの詳細は、こちらをご覧ください。
相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
自らの想いをカタチにしたい―
北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。
印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。
これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。
大学の学術書論文集や研究報告書の制作で培った組版技術によりは、お客様の自費出版作品を、読みやすく、また見た目にも美しく仕上げます。
株式会社 北斗プリント社では、編集・印刷・製本など本を作るために必要な設備をほぼ揃えており、当社で刊行した自費出版作品のほとんどを自社内で制作しております。
株式会社 北斗プリント社の工場見学サイトは、こちらをご覧ください。
株式会社 北斗プリント社 工場見学(別ウィンドウで開きます)
北斗書房では、原則として書店販売を行わない「私家版」を取り扱っております。販売目的の大量印刷をあえて行なわず、お客様が本当に必要とされる部数をお作りします。そのため、出版社と比較してより手ごろな費用で本をつくることができます。
北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。
北斗書房の担当者は「自費出版アドバイザー」を取得しており、原稿作成から装丁まで、丁寧なご提案をさせていただきます。
※「自費出版アドバイザー」とは、良質な自費出版物制作を提供する「専門家」として、NPO法人自費出版ネットワークが認定する資格です。
NPO法人日本自費出版ネットワーク(別ウィンドウで開きます)
北斗書房では、直接お会いして打ち合わせを行っております。
社内にはこれまでお作りした作品も多数展示しておりますので、ご来社くださったお客様には作例をご覧いただくことができます。
実際に完成品をご覧いただくことで、作品に対するイメージがより具体的になり、装丁やレイアウトの打ち合わせがスムーズに進みます。
お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。
また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。
幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。
業界団体の一般社団法人日本印刷産業連合会グリーンプリンティング認定事務局から『第1回 「印刷と私」コンテスト』のご案内です。
“私にとっての大切な本”“心に残っているポスター”“印刷の思い出”など、印刷にまつわるエッセイ・作文を募集しています。
審査委員長は「くまモン」の生みの親である、放送作家の小山薫堂氏が務められます。
入賞作品は「印刷と私」作品集に掲載し、HP上でも公開されます。
エッセイで自分史をお考えの方には、腕試しにうってつけの機会です。
この機会に応募されてみてはいかがでしょうか。
【小山薫堂審査委員長メッセージ】
「自分の作品が印刷された時の喜び。
あるいは、誰かの想いを印刷物によって共有した時の感動。
印刷は全ての人の心に魔法をかけます。
そんな印刷にまつわる素敵な物語をお待ちしています。」
【後援】
朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本書籍出版協会ほか
【お問合せ先】
日本印刷産業連合会・グリーンプリンティング認定事務局
電話 03-3553-6123 Eメールcontest@jfpi.or.jp
※応募方法などの詳細は、下記URLをご確認下さい。
https://www.jfpi.or.jp/greenprinting/contest
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まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 8月4日(金)/画集・写真集 ※終了しました
② 8月18日(金)/句歌集・エッセイ ※終了しました
③ 8月19日(土)/画集・写真集 ※終了しました
④ 8月26日(土)/句歌集・エッセイ
※時間はいずれも 9:00~18:00(予約制)
相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
これまでに何回か著作権と引用についての記事をアップしてまいりました。
おかげさまで、弊社にて開催しております自費出版相談会でも、引用や著作権についてご相談いただく機会も増えたように思います。
先日、自分史を執筆中のあるお客様から「ある歌の一節を掲載したいが、大丈夫だろうか」というご相談をいただきました。
自分史やエッセイを書く際に、著者自身の思い出の歌の歌詞を掲載することは、決して少なくないでしょう。
結論から申しますと「引用であれば問題なし、ただし全文掲載の場合は著作権者の許諾が必要」となります。
著作権法32条では、引用を次のように定めています。
「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。」
また以前のブログ(引用とは ― 著作権法で定義する4つの条件 ―)で、引用の定義として次の4点を挙げました。
今回のケースは、定義1~3は満たしていましたが、出典の記載(定義4)がなかったため、原稿中または文末に、曲名と作詞者名を掲載されることをご提案しました。
なお、インターネット上では、歌詞の一部を改変する、または一部伏せ字にすることで著作権侵害は避けられると解説しているサイトもありますが、この方法は「同一性保持権(タイトルや内容を勝手に変更してはいけない)」という権利の侵害にあたりますので、これはあまりお勧めできません。
他者の権利に配慮するということは、自分自身の権利を大切にすることにもつながります。
定められたルールを守って、胸を張って示すことができる作品づくりを目指しましょう。
北斗書房では、著作権トラブルを避けるための方法もご提案いたします。
何なりとお気軽にご相談ください。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
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日時:
① 8月4日(金)/画集・写真集
② 8月18日(金)/句歌集・エッセイ
③ 8月19日(土)/画集・写真集
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自らの想いをカタチにしたい―
北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。
印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。
これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。
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北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。
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お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。
また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。
幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。
前回のブログで、光の三原色(RGB)と色の三原色(CMY+K)のお話をしました。
身近なところでは、デジタルカメラやパソコンのモニターはRGB、印刷のインクはCMYKで表現されます。
例えば写真集を制作する場合ですと、次のような流れになります。
1.作品をデジタルカメラで撮影(RGB)
2.パソコンでデータをチェック(RGB)
3.印刷会社で制作(RGB→CMYKに変換)
4.印刷(CMYK)
印刷用は色の三原色+黒(CMYK)を用いますので、光の三原色であるRGBのままでは印刷できません。
そのため、3の工程でRGBからCMYKに変換します。
デジタルカメラやパソコンのモニタで見た色調と、印刷機で印刷した色調が異なる理由はここにあります。
上の図は「人間の眼が認識できる範囲」「RGBで再現できる範囲」「CMYKで再現できる範囲」を表したものです。
ご覧のとおり、RGBとCMYKでは表現できる色の領域が異なります。
人間の眼で認識できる色の範囲が最も広く、その次に範囲が広いのはRGB、CMYKはほとんどの部分でRGBの再現域より狭くなります。
RGBからCMYKに変換する際に、CMYKの再現域を超えた色は、CMYKの再現域で最も近い色に置き換えられます。
RGBで撮影された写真と、CMYKに変換されたものを比較してみます。
CMYKの方が色の再現範囲が狭いため、RGBと比べると少し色調がくすんだような印象を受けます。
この違いを、本番の印刷前にチェックするのが「色校正」になります。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 7月1日(土)/画集・写真集 ※終了しました
② 7月11日(火)/句歌集・エッセイ ※終了しました
③ 7月14日(金)/画集・写真集
④ 7月22日(土)/句歌集・エッセイ
※時間はいずれも 9:00~18:00(予約制)
相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
前回のブログで「CMYK」のお話をさせていただきました。
これは、インクや絵の具を混ぜて様々な色を表現する方法です。
もう一つ光で色を表現する方法で「RGB」があります。
こちらはテレビやパソコンのモニターのような、光で色を表現する場合に用いられます。
写真を撮影するためのデジタルカメラも、RGBで色を認識します。
今回は、この2種類の違いをご説明します。
RGBはレッド(Red)、グリーン(Green)、ブルー(Blue)の頭文字を表したものです。
この3色は「光の三原色」と呼ばれており、 ブラウン管や液晶モニターなどで色を表現するための方法です。
RGBでは、上記の3色を組み合わせて全ての色を表現します。
RやGなどの原色は、それぞれ256段階の濃さがあり、その組み合わせ(256の3乗=16,777,216通り)の色を表現することが出来ます。
光であらわされる色ですので、光が何もない時は真っ黒になります。
これは、ブラウン管や液晶パネルは電源を切ると画面が真っ黒になることからも分かります。
逆に、すべての色が目に入ると人間の目は白と認識します。
CMYKは「色の三原色」と呼ばれるシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の3色にブラック=キートーン(Key tone)を加えたものです。
インクによる色の表現に用いられ、印刷やプリンターは基本的にCMYKで色を表現しています。
色の再現できる範囲は、インクで再現できる色にも限りがあることから、RGBに比べると表現できる色は限られてきます。
全ての色を混ぜると白になるRGBとは対照的に、CMYKでは全ての色を混ぜると黒になります。
写真集などの印刷物を制作する場合は、デジタルカメラ(RGB)で写真撮影を行い、印刷機やプリンター(CMYK)で印刷します。
この違いが、色の再現性のような問題の根本にあります。
次回に続きます。
予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
日時:
① 7月1日(土)/画集・写真集
② 7月11日(火)/句歌集・エッセイ
③ 7月14日(金)/画集・写真集
④ 7月22日(土)/句歌集・エッセイ
※時間はいずれも 9:00~18:00(予約制)
相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。
画集や写真集といえば、ほとんどの場合カラー印刷を連想されることと思います。
少し印刷に詳しい方なら「カラー印刷は、赤・青・黄・黒の4色で印刷される」こともご存じでしょう。
「あれ、色は3原色では?」とお感じになる方は、図画工作や美術の授業で教わったことをしっかりと覚えておられることになります。
確かに理論上では、青(シアン:C)+赤(マゼンタ:M)+黄(イエロー:Y)の3色で全ての色を表現できるはずなのですが、実は3色では表現しきれない色があります。
それは「黒色」です。
残念ながら、赤と青と黄をどんな比率で混ぜても、完全な黒にはならないのです。
印刷の場合ですと、本来黒色であるべき所の仕上りが浅くなります。
そこで、黒色のインクを加えて色の再現性を高めているのです。
別の理由としては、本文の文字は黒色で印刷される場合が殆どなので、文字の印刷を考えると黒色があった方が、印刷の技術的に都合が良いという事情もあります。
ちなみに、印刷業界ではカラー印刷の色を「CMYK」と呼びます。
CMYKの名称はそれぞれの色の頭文字から取られていますが、「K」はブラックではなく、印刷色調を表す「キートーン」が由来です。
このことからも、カラー印刷の黒は色調を整えるために加えられていることが判ります。
画集や写真集の印刷には切っても切れないカラー印刷、北斗書房では技術的な説明も出来るだけ分かりやすく解説しながら、より良い仕上がりの作品集を仕上げるお手伝いをいたします。
どうぞお気軽にご連絡ください。
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