ブログ|京都 下鴨 洛北の出版社「自費出版の北斗書房」

自費出版ブログ

解像度って何? ― 画集の写真原稿について

画集や写真集をつくるにあたって、作品の写真原稿は欠かせません。
20年ほど前ですと、写真の原稿はリバーサルフィルム(ポジフィルム)やプリント写真による「アナログ入稿」が主流でした。

しかし、昨今のデジタルカメラの進歩により、写真原稿のほとんどがデジタルデータに置き換わりました。
少し前のデジタルカメラより高性能なカメラを持つスマートフォンも少なくありません。

そんななか、画集や写真集の入稿も、従来のリバーサルフィルムやプリント写真から画像データによる「デジタル入稿」に移り変わってきました。
何枚もの写真が、USBメモリやSDカードひとつに収まり、入稿もずいぶん手軽になりました。

反面、これまでのアナログ入稿にはなかった、新たな注意点も出てきました。それは「解像度」です。
解像度とは、画質の滑らかさや細かさを表す値の事です。
この数値が大きいほど、画質が精細で密度が高くなります。

解像度の単位は「dpi(ドット・パー・インチの略)」で表されます。
これは、1インチ(2.54cm)のなかに画像を表現するための点(ピクセル)があるかを表しています。
「ppi(ピクセル・パー・インチ)」という単位もありますが、ほぼ同じ意味です。

では解像度不足とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。
弊社のロゴを使って、少し実験してみました。

 

 

比較しますと、左のロゴと比べると右のロゴは画質が荒く、モザイクが掛かったような状態になっています。
少し極端な例ですが、右側のロゴが解像度不足の状態にあります。
これは印刷物だけではなく、ホームページやワープロソフト上で写真を適正サイズ以上に引き伸ばした際にもみられます。

一般的に印刷物用の原稿として推奨されている解像度は、使用サイズで300~350dpi程度とされています。

ちなみに、インターネットやそれを表示するパソコンのモニターの解像度は72~96dpiです。

ということは、インターネット上の画像を印刷物にそのまま使おうとすると、大幅な解像度不足になるか、逆に極端に縮小する必要があります(※)。 

※これとは別に著作権の問題がありますが、その点はこちらのブログをご参照ください。

適正な解像度かどうかは、業者にデータの点検を依頼するのが手っ取り早くて良いと思います。

ぜひ北斗書房まで、お気軽にご相談ください。

写真データのことだけではなく、本づくりに関連する様々なアドバイスやご提案もさせていただきます。

7月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

①  7月1日(土)/画集・写真集

②  7月11日(火)/句歌集・エッセイ

③  7月14日(金)/画集・写真集

④  7月22日(土)/句歌集・エッセイ 

※時間はいずれも 9:00~18:00(予約制)

相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。

TEL 075-791-6125

FAX 075-791-7290

 

作品展受賞のご報告

 

弊社より刊行しました『愛しの太秦 ヤッソの幼き日』が、ジャグラ作品展で「一般社団法人日本印刷産業連合会賞」に見事受賞しました。

本コンテストは、全国1000社余りの印刷会社で構成される一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(略称ジャグラ)が主催するもので、会員各社からエントリーされた選りすぐりの印刷物のなかから、造本設計や印刷技術、製本技術など総合的な観点で審査し表彰されるものです。
印刷も含めたグラフィックサービス工業の技術力向上や、マーケットへのアピールを目的として開催されるもので、昭和41年より開催されている歴史あるコンクールです。
今回の集計はまだ発表されていませんが、例年450点余りのエントリ―があるなかでの受賞となります。

会員企業同士が印刷技術を競うことが本コンテストの趣旨ですので、このたびの受賞に選ばれたことは弊社の技術力が評価されたわけですので、この点大変有り難く思います。
そして何よりもこの本が持つ作品としての力、言い換えれば情熱が受賞の最大要因になったと感じています。
この場をお借りしまして、著者の石田様には厚く御礼申し上げます。

 

『愛しの太秦 ヤッソの幼き日』

著者 石田 弥須雄

※作品紹介ページはこちらです。
http://www.hokutoshobo.jp/book/book-author/%e7%9f%b3%e7%94%b0%e3%80%80%e5%bc%a5%e9%a0%88%e9%9b%84/1086/

原画展のレポートはこちらです
http://www.hokutoshobo.jp/news/info/558/

 

6月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

 ①  6月2日(金) 9:00~18:00 終了しました

 ②  6月3日(土) 9:00~18:00 終了しました

 ③  6月14日(水) 9:00~18:00

 ④  6月24日(土) 9:00~18:00

相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。

画集/写真集制作のコツ

 水彩画や油絵、イラストを趣味とされる方、あるいは写真を趣味とされる方にとって、自分の作品を1冊の本にまとめることは、単なる記録という意味にはとどまりません。

作品集としてまとめる過程で、表現者としての成長と足跡が確認できますので、作品完成時とはまた違った視点で作品を評価することができます。

また、作品集というカタチにすることで、自身の創作活動を発表する機会にもなります。

 

仕様設計は大切です

画集/写真集の制作にあたっては、紙面上でいかに作品を見せるかがポイントになります。

この点が、文字が主体の読み物とは大きく異なります。

掲載作品をより大きく見せたいことから、本の大きさはA4判やB4判など、文字ものよりも大きな判型が主流になります。

ただし、掲載する作品が必ずしも縦長とは限りませんので、例えば横長の作品を縦長の紙面にレイアウトすると、どうしても上下に大きな余白が生じてしまいます。

そういった余白の大きさが気になる場合は、本そのものの大きさを変えるのもひとつの方法です。

弊社で良くご提案させていただくのは、正方形の本です。

正方形にしますと、縦長・横長どちらの写真であっても、レイアウトした際の余白が比較的目立ちにくくなります。

少し紙にムダが生じますが、見た目収まりの良い本に仕上げることができます。

 

画集/写真集で自分史をつくる

絵画や写真の自費出版といえば作品集がまず思い浮かびますが、絵や写真にそれを補足する文章を加えて自分史としてまとめるとまた面白い仕上がりになります。

昔の写真に補足するコメントを加えることで、文章だけで伝えるのとはまた違った説得力を持ちます。

このスタイルは滞在記や体験記など、時間や空間をやや限定した自分史に適しています。

 

例として、弊社から刊行した2作品をご紹介します。

 

『愛しの太秦 ヤッソの幼き日』

昨年末に刊行し、先日原画展のご紹介をさせていただいた画集です。

幼い頃過ごした昔の太秦の姿を後の世代に伝えたいという想いで制作されました。

作者が子供のころ経験したお祭りや日常の風景を絵にして、当時の目線で記された短文で構成されており、作者の少年時代を切り取った自分史に仕上がっています。

 

『不思議なサモア便り 八十八話』

この本はご夫婦での共著による滞在記です。
JICAのシニアボランティアとしてサモアの首都アピアに派遣された2年間の出来事や思い、考察などの88話が綴られています。
また、奥様の筆による水彩画も掲載されており、サモアの美しい自然や生き物、人々の日常が生き生きと描かれています。

 

 

 

弊社では、画集/写真集の仕様設計について、構想中の段階からご相談を承っております。

どうぞお気軽にご相談ください。

6月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

 ①  6月2日(金) 9:00~18:00

 ②  6月3日(土) 9:00~18:00

 ③  6月14日(水) 9:00~18:00

 ④  6月24日(土) 9:00~18:00

相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。

 

6月度自費出版相談会のお知らせ

6月度の自費出版相談会を開催します。
予約制ですので「ゆっくり」・「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日  時

①  6月2日(金) 9:00~18:00

②  6月3日(土) 9:00~18:00

③  6月14日(水) 9:00~18:00

④  6月24日(土) 9:00~18:00

会  場

北斗書房

(株式会社 北斗プリント社内)

※周辺地図および交通アクセスの詳細は、こちらをご覧ください。

お申込み方法

相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。

当社の特徴

60年の歴史 印刷会社が運営する「本づくり」の専門会社です

1975年頃の当社

自らの想いをカタチにしたい―

北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。

印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。

これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。

大学の学術書論文集や研究報告書の制作で培った組版技術によりは、お客様の自費出版作品を、読みやすく、また見た目にも美しく仕上げます。

株式会社 北斗プリント社では、編集・印刷・製本など本を作るために必要な設備をほぼ揃えており、当社で刊行した自費出版作品のほとんどを自社内で制作しております。

株式会社 北斗プリント社の工場見学サイトは、こちらをご覧ください。

株式会社 北斗プリント社 工場見学(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、原則として書店販売を行わない「私家版」を取り扱っております。販売目的の大量印刷をあえて行なわず、お客様が本当に必要とされる部数をお作りします。そのため、出版社と比較してより手ごろな費用で本をつくることができます。

北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。

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専門の「自費出版アドバイザー」が対応いたします

北斗書房の担当者は「自費出版アドバイザー」を取得しており、原稿作成から装丁まで、丁寧なご提案をさせていただきます。

※「自費出版アドバイザー」とは、良質な自費出版物制作を提供する「専門家」として、NPO法人自費出版ネットワークが認定する資格です。

NPO法人日本自費出版ネットワーク(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、直接お会いして打ち合わせを行っております。

社内にはこれまでお作りした作品も多数展示しておりますので、ご来社くださったお客様には作例をご覧いただくことができます。

実際に完成品をご覧いただくことで、作品に対するイメージがより具体的になり、装丁やレイアウトの打ち合わせがスムーズに進みます。

お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。

また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。

幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。

エッセイ型自分史のススメ

「自分史を書きたい、でも何からはじめたら良いか分からない」という方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな方にお勧めしているのが「エッセイ型」の自分史です。
以前当ブログで「エッセイ集自分史」のご提案をさせていただきました。 

「過去の体験やエピソードと、その時の思いを自由な形式で書く」「1本のエッセイで1,500~2,000字程度」と、比較的取り組みやすい方法です。 

年表を書き、次に構成を練り、資料を集めてようやく執筆に入る―これが自分史執筆の正攻法で、自分史執筆の定石としてよく紹介されています。
ただ、全体の構成を考えながら長文をかくのは難しいものです。

エッセイ型自分史は、まず何本かエッセイを書き上げてから、並び順の変更やグループ分けによって本の構成を考え本にまとめます。
これは「考えてから書く」のではなく「書いてから考える」方法です。
「長文はちょっと荷が重いけど、短い文章なら・・・」という方には、このエッセイ風自分史をお勧めします。

良いことずくめのエッセイ型自分史ですが、気を付けた方が良い注意点がふたつあります。

1.日記調になってしまう
書きたいことを書きたいように書けるのがエッセイ型の良いところですが、出来事だけを粛々と書き進めると、日記のような内容になってしまいます。
日記がダメというわけではありませんが、あまりに日記調に傾きすぎると全体として単調な仕上がりになってしまいます。

文章の役割を大きく分類すると、「記録する」「解説する」「楽しませる」「自己表現をする」「宣伝する」の5つに分けることができます。
この分類に則ると、日記は「記録」に、そしてエッセイは「自己表現」に分類できます。
つまり、日記とエッセイの最大の違いは、書き手の想いがどれだけ著されているかにあります。
ある出来事に対して、淡々と事実を述べるだけではなく「何を感じたか」「何を考えたか」に焦点をあてて書くと良いでしょう。 

2.全体の統一感がとりにくい
この書き方は、エッセイとして書きたいところから書き出すため、本にまとめたときに全体の統一感がとりにくくなります。
文章には書いているその時の想いが反映されますから、時として真逆の論調で書いてしまうことも大いにあり得ます。

対策としては、書いた後のチェックを念入りに行うことです。
特に、言葉の表記や内容の整合性がとりにくくなりますので、原稿を書き上げた後のブラッシュアップを丁寧に行うと、原稿の完成度が高まります。

原稿を見直される際には、当ブログで原稿チェックのコツをご紹介しておりますので、どうぞご参照ください。 

エコノミック・アテンション まとめ

北斗書房では原稿の書き方やまとめ方のアドバイスを無料で承っております、どうぞお気軽にご相談ください。

 

5月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

 ①  5月2日(火) 9:00~18:00 終了しました

 ②  5月10日(水) 9:00~18:00 終了しました

 ③  5月26日(金) 9:00~18:00

 ④  5月27日(土) 9:00~18:00

相談会は予約制となっております。
お問い合わせフォーム、またはTEL・FAXにてお申し込みください。

第20回 自費出版文化賞 中間ご報告

NPO法人日本自費出版文化賞が主催する「自費出版文化賞」も今年で20回目を迎えました。

今回も多数の応募があったと伺っています。
弊社からも、4点の作品をエントリーさせていただきました。

ここからは一次選考、二次選考を経て入賞候補作品が選ばれ、9月に実施される最終選考会で大賞、各部門賞、入選が決定します。

結果発表は10月初旬ごろになる見込みです。
また追って結果をご報告させていただきます。

 

5月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
自分史、エッセイ集、画集、句歌集など、おつくりになりたい内容に応じて、適切なご提案をさせていただきます。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日時:

 ①  5月2日(火) 9:00~18:00 終了しました

 ②  5月10日(水) 9:00~18:00 終了しました

 ③  5月26日(金) 9:00~18:00

 ④  5月27日(土) 9:00~18:00

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5月度自費出版相談会のお知らせ

5月度の自費出版相談会を開催します。
予約制ですので「ゆっくり」・「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
ご相談、お見積は無料です。どうぞお気軽にご相談ください。

日  時

①  5月2日(火) 9:00~18:00

②  5月10日(水) 9:00~18:00

③  5月26日(金) 9:00~18:00

④  5月27日(土) 9:00~18:00

会  場

北斗書房

(株式会社 北斗プリント社内)

※周辺地図および交通アクセスの詳細は、こちらをご覧ください。

お申込み方法

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当社の特徴

60年の歴史 印刷会社が運営する「本づくり」の専門会社です

1975年頃の当社

自らの想いをカタチにしたい―

北斗書房は、株式会社 北斗プリント社の自費出版部門として、そのような皆様の想いを「本」というカタチにしてまいりました。

印刷会社として大学の出版物や先生方の著書を数多く手がけるなかで、自費出版に特化した部門として北斗書房を立ち上げるに至りました。

これまで積み重ねてきた本づくりのノウハウにより、作品の内容にふさわしいレイアウトや装丁などを、その用途やご予算に応じて総合的にご提案いたします。

大学の学術書論文集や研究報告書の制作で培った組版技術によりは、お客様の自費出版作品を、読みやすく、また見た目にも美しく仕上げます。

株式会社 北斗プリント社では、編集・印刷・製本など本を作るために必要な設備をほぼ揃えており、当社で刊行した自費出版作品のほとんどを自社内で制作しております。

株式会社 北斗プリント社の工場見学サイトは、こちらをご覧ください。

株式会社 北斗プリント社 工場見学(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、原則として書店販売を行わない「私家版」を取り扱っております。販売目的の大量印刷をあえて行なわず、お客様が本当に必要とされる部数をお作りします。そのため、出版社と比較してより手ごろな費用で本をつくることができます。

北斗書房は、本づくりのプロ集団として長年蓄積された信用とノウハウにより、細かいところにまで気配りの行き届いた本づくりを行います。

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専門の「自費出版アドバイザー」が対応いたします

北斗書房の担当者は「自費出版アドバイザー」を取得しており、原稿作成から装丁まで、丁寧なご提案をさせていただきます。

※「自費出版アドバイザー」とは、良質な自費出版物制作を提供する「専門家」として、NPO法人自費出版ネットワークが認定する資格です。

NPO法人日本自費出版ネットワーク(別ウィンドウで開きます)

北斗書房では、直接お会いして打ち合わせを行っております。

社内にはこれまでお作りした作品も多数展示しておりますので、ご来社くださったお客様には作例をご覧いただくことができます。

実際に完成品をご覧いただくことで、作品に対するイメージがより具体的になり、装丁やレイアウトの打ち合わせがスムーズに進みます。

お客様の原稿は、まず担当編集者が最初の読み手の立場から拝見し、文法上や表現上の率直なアドバイスをさせていただきます。

また制作段階では、必要に応じて校正を数回行い、万全を期した誌面作りになるようご協力いたします。

幾度も膝を付き合わせて打ち合わせを重ね、最後に完成した本を手にされたときのお客様の笑顔こそが、私たちにとって何よりの喜びです。

「染井吉野」縁起 ― 江戸に咲く奈良吉野の桜

日毎に暖かくなり、各地で桜の便りが聞こえる季節になりました。
現在、私たちが目にする桜の多くは、ソメイヨシノという品種です。
私たちが桜と聞いて連想するのは、ほとんどの場合このソメイヨシノではないでしょうか。
様々な時代劇の花見のシーンでも、多くはこの染井吉野を背景に撮影されています。
このソメイヨシノ、実は歴史的には新しい園芸品種です。

江戸時代の末期、葉が出る前にピンクの花が咲き揃う「江戸彼岸」と、大輪で花付きの良い「大島」を交配することによって、葉が出る前に大輪のピンクの花が咲く品種が誕生し「吉野桜」と命名されました。
「江戸に居ながら奈良吉野の桜がみられる」という意味です。
本来、吉野の桜は山桜の一種で、この新種の桜とは異なる種類なのですが、古来より桜の名所として名高い大和の吉野山にあやかって命名されたのでしょう。
江戸の人達が見慣れた江戸彼岸よりも大輪で花付きが多く見栄えがすることや、「吉野」というネーミングの妙と相まって、評判も良かったようです。
明治に入ってからは、幕末の戦乱で荒れた上野の山や、東京招魂社(現在の靖国神社)など、近代化する東京とその近郊に数多く植えられました。
後に、本来の吉野の桜である山桜と明確に区別するために、「ソメイヨシノ(染井吉野)」と正式に命名されました。

成長がとても早く、手入れが簡単で育てやすい、見た目が華やか、など多くの長所が認められ、現在では全国に植えられている桜の約8割がソメイヨシノといわれています。
ソメイヨシノは接ぎ木や挿し木によって増やすので、元の木と同じ個性を持ちます。
足並みを揃えたように一斉に開花するのはこのためです。
近年では、植樹がソメイヨシノに偏り過ぎたことへの反省や、生物の多様性という観点から、ソメイヨシノ以外の品種も見直されています。

京都で桜の名所ですと、平野神社が有名です。
生命力を高める神様の象徴として平安時代より桜が植樹され田歴史があります。
現在でも、約60種類400本の桜があり、3月下旬から5月上旬の約一カ月半の間、様々な種類の桜を楽しむことができます。
古くから桜の名所とされ、江戸時代には「平野の夜桜」として名を知られていました。
現代でも、桜の時期には桜茶屋が出店され、ライトアップされた夜桜が楽しめます。
遅咲きの平野突羽根(ひらのつくばね)ですと、5月上旬頃まで楽しむことができます。

ところで、明治時代のタバコに桜にちなんだ銘柄があることをご存知でしょうか。
明治37年(1904)、専売公社は「敷島」「大和」「朝日」「山桜」という四銘柄のタバコを発売しました。
これは『古事記伝』で有名な国学者・本居宣長(1730~1801)の詠んだ

「敷しまの倭ごころを人とはば 朝日ににほふ山ざくらかな」

という歌にちなんだものです。 

タバコの名前まで桜にあやかろうとするのは、日本人の心にそれだけ桜の花に対する強い想いがあるからでしょうか。

 

4月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
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原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
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日時:

 ①  4月1日(土) 9:00~18:00 ※終了しました

 ②  4月3日(月) 9:00~18:00 ※終了しました

 ③  4月19日(水) 9:00~18:00

 ④  4月21日(金) 9:00~18:00

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「愛しの太秦」原画展に行ってきました

先日のブログでご案内しました「愛しの太秦 ヤッソの幼き日」原画展に行ってきました。
今回はそのレポートです。

 

 

原画展の会場は、サンサ右京の入ったところ、1階の区民ロビーになります。
作品の舞台となった太秦に近いこともあり、多くの地元の方がお見えになっていました。

 

 

広い会場に、冊子に使用した原画40点が展示されています。
著者が子供のころに経験した、戦争体験やジェーン台風などの思い出が、水彩画とこれに添えられた短文で表現されています。

 

 

「こんなんあったわ、懐かしいな~」と、何名ものご年配の方が、立ち止まって絵に見入られているのが印象的でした。

実は著者の石田様、この冊子をつくるまでは絵画の経験は無かったそうです。
幼い頃過ごした昔の太秦の姿を後の世代に伝えたいと思い立ち、それから絵画教室に通い始められました。
教室の先生から2年間にわたり指導を受けられた成果は、「愛しの太秦」という作品とこの原画展という形で実を結びました。
石田様の強い想いが伝わってくるエピソードです。

冊子の評判も上々で「自分の記憶を頼りに描いた作品だが、こうして多くの方に見てもらえることは大変嬉しい」と石田様。
実は次回作の構想もすでにお考えとの事。

石田様、ご来客の対応でお忙しいところ有り難うございました。

原画展は4月5日まで開催されていますので、ご都合の付く方はぜひ足をお運びください。

  • 会期:3月30日(木)~4月5日(水)いずれも9時~17時
  • 会場:サンサ右京 1階区民ロビー
       (京都地下鉄東西線 太秦天神川駅 徒歩1分)

 

4月度自費出版相談会のお知らせ

予約制ですので「ゆっくり」「じっくり」ご相談いただけます。
まずは自費出版に対する疑問、ご希望をお聞かせください。
原稿の作り方から冊子の装丁まで、丁寧にサポートします。
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日時:

 ①  4月1日(土) 9:00~18:00

 ②  4月3日(月) 9:00~18:00

 ③  4月19日(水) 9:00~18:00

 ④  4月21日(金) 9:00~18:00

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「書籍購入フォーム」復旧のご報告

3月24日のブログでご報告しておりました、下記「書籍購入フォーム」の不具合に関しまして、本日付で復旧いたしましたので、ご報告申し上げます。

 

(不具合の内容:3月24日ご報告分)—————————————————

現在「書籍購入フォーム」が送信できない状態にあります。

送信ボタンを押すと「Internal Server Error」という表示になり、データが送信されません。

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弊社サイトご利用の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたこと、あらためましてお詫び申し上げます。